がん哲学外来とは

あなたは突然、医師から「あなたの病気は『がん』です」と告げられたら、何を考えますか。

 がんって何? 手術をすれば治るの? 治療を続ければ転移しないの? いつまで生きられますか? 家族のこと、家計のことが心配。 自分の人生はどうなるの?

「がん」に対する不安や恐怖、さまざまな悩みや葛藤が次から次へと浮かんでくるのではありませんか。

 でも、自分が病気の話をしたら、家族や友人に心配をかけてしまう。家族なのに、この苦しみを理解してくれない。主治医に相談したいんだけど、病気以外の余計なことまで訊いて大丈夫かしら? 先生って忙しそうだし。

このように一人で悩み、苦しんでいませんか。

がん哲学外来とは、患者さんが自分のがんについて安心して話し、思いを語り、悩みについてじっくり語り合い、一緒に「解消」できる道を探そうとする場です。

「がん哲学外来」は、2008年に順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授 樋野興夫医師が提唱されたもので、その活動は東京をはじめとして全国の医療介護の現場に広がってきています。


当院では完全予約制でがん哲学外来を開催しています。

  担当医師 : 東 英子

カルテはなく、診断や治療を行うものではありません。医師と対等の立場で、じっくり語り合ってみませんか。無料です。

がん患者さんご本人だけでなく、ご家族など患者さんを支えておられる方のご相談も受け付けております。